ひとことで言うと
オープンソースのApache Kafkaをそのまま動かせるマネージドサービスです。既存のKafkaクライアント・ツール・プラグインをコード変更なしで使えます。
要するに、引っ越し可能な水道管です。すでにKafkaで組んだ配管(プロデューサー・コンシューマー・コネクタ)を、蛇口の形を変えずにAWSの敷地内に移設できます。Kinesisに乗り換えるとこの配管を全部作り直すことになります。
何に使うか
| 用途 | 使い方 |
|---|---|
| 既存Kafka基盤の受け皿 | 社内に既にKafkaベースのイベント基盤があり、そこにRAGコーパスの更新イベントやエージェント連携のイベントを流したい場合に使う |
| MSK Provisioned | ブローカー数・タイプを自分で決めて構築する |
| MSK Serverless | 容量管理不要・スループット課金。IAM認証必須でACLは使えない |
試験でどう問われるか
主役では出ません。 D2.3(エンタープライズ統合・イベント駆動)の周辺だけで出ます。
| 問われ方 | 正解に寄る条件 | 引っかけ |
|---|---|---|
| 既存のKafka基盤をそのまま活かしたい | 条件に「Kafka」という語がある → Amazon MSK | Kinesis・EventBridge(Kafka互換ではない/イベントルーティングが主目的) |
取り違えやすいもの
| 迷う相手 | 切り分けの一言 |
|---|---|
| Amazon Kinesis | 新規構築でKafka互換性が不要ならKinesisのほうが運用が軽い。既存Kafka資産の移行・互換性が条件ならMSK |
| EventBridge | EventBridgeはイベントルーティング(誰が誰に何を渡すか)が主目的。MSKは大量ストリームデータの配管そのもの |
想起チェック
Q1. シナリオに「既存のKafka基盤をそのまま活かしたい」とあったら選ぶべきサービスは?
Amazon MSKです。Kinesisは同じくストリーミング基盤ですがKafka互換ではないため、既存のKafkaクライアント・コネクタ資産を活かせません。