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Kiro

仕様(スペック)を先に固めてからコードを生成する、AWSのエージェント型IDEです。AIP-C01のIn-Scopeサービスに名指しで挙がる、Tier Cの中では数少ない「生成AI製品そのもの」です。

  • C|周辺
  • D2 実装と統合

ひとことで言うと

コードをいきなり書かせるのではなく、**要件(requirements.md)→設計(design.md)→タスク(tasks.md)**の3点セットの仕様書をエージェントに作らせてから実装させる、AWSのエージェント型IDE(CLIもあり)です。

要するに、いきなり現場に着手させない現場監督です。「なんとなくいい感じに」(vibe coding)依頼すると出来上がりが毎回ブレますが、Kiro はまず仕様書を書かせてから着工させるので、後から「なぜこの実装になったか」を仕様書に遡って確認できます。

なぜ生まれたか

プロンプト一発でコードを書かせる vibe coding は、試作段階では速い一方、何を作ろうとしていたかが後から追えないという問題を抱えます。AWS はこの課題への対応として Specs(仕様)と Hooks(自動化)を差別化点に据えて Kiro を公開しました。

時期出来事
2025年7月(プレビュー公開)Specs・Hooks を柱として発表
2025年11月(一般提供/GA)プレビュー期間中に25万人超の開発者が利用。property-based testing・checkpoints・Kiro CLI・enterprise team plans を追加

何に使うか

機能何をするか
Specs(仕様駆動開発)プロンプトを requirements.md/design.md/tasks.md に変換し、実装前に合意を作る
Steering(ステアリング)プロジェクトの技術スタックやコーディング規約を記したガイダンスファイルを、開発全体に反映させる
Agent Hooksファイル保存等のイベントを合図に、ドキュメント更新のような定型タスクを自動実行する
MCP連携Model Context Protocol サーバーに接続し、社内ドキュメントなど外部の知識を参照させる

試験でどう問われるか

問われ方正解に寄る条件引っかけ
「プロンプト一発の生成では、後から実装の根拠を追跡できない」という課題Kiro の Specs(要件・設計・タスクを先に文書化する仕様駆動開発)を選ぶ生成後にコードレビューを厳格化する運用でごまかす案
「ファイル保存のたびにドキュメント更新等を自動化したい」Agent HooksCI パイプライン(CodeBuild 等)に同等の自動化を一から組む案

取り違えやすいもの

迷う相手切り分けの一言
Amazon Q DeveloperQ Developer は既存IDE(VS Code等)に差し込む補助エージェント。Kiro はIDEそのもの(仕様駆動の開発環境)で、思想が異なる
Bedrock Prompt FlowsPrompt Flows は本番アプリの推論時のプロンプトの流れを設計するもの。Kiro は開発時にコードを作るためのツールで、対象工程が違う

想起チェック

Q1. Kiro が「vibe coding」と一線を画す最大の特徴は?

コードを書く前に、要件・設計・タスクの3文書(Specs)を作らせることです。実装の根拠を後から仕様書に遡って確認できます。

Q2. ファイル保存などのイベントをきっかけに定型タスクを自動実行する機能は?

Agent Hooks です。ドキュメント更新など、毎回頼むのが面倒な定型作業をイベント駆動で自動化します。

出典(AWS公式)