ひとことで言うと
ドメイン登録・DNSルーティング・ヘルスチェックを行うマネージドDNSサービスです。
要するに、電話交換手です。ユーザーがドメイン名(電話番号)を呼ぶと、そのときいちばん都合の良い相手(リージョンのエンドポイント)につなぎます。相手が出なければ別の相手にかけ直します(ヘルスチェックによるフェイルオーバー)。
何に使うか
| 用途 | 使い方 |
|---|---|
| レイテンシールーティング | 複数リージョンのAPI Gateway/ALBの中から、レスポンスが最速のリージョンにユーザーを振る |
| フェイルオーバールーティング | プライマリリージョンのヘルスチェックが失敗したら、セカンダリリージョンに自動で切り替える |
| プライベートホストゾーン | VPC内部だけで名前解決したいとき(VPCエンドポイント経由でBedrockを呼ぶ構成など)に使う |
試験でどう問われるか
主役では出ません。 出るとすれば「複数リージョンにFMエンドポイントを分散させたが、片方が落ちたときにどう切り替えるか」という設問の選択肢の1つとしてです。
| 問われ方 | 正解に寄る条件 | 引っかけ |
|---|---|---|
| リージョン障害時のフェイルオーバー | ヘルスチェック失敗時にDNS応答を切り替えたい → Route 53フェイルオーバールーティング | Step Functionsのサーキットブレーカー(FM呼び出しの失敗率を見る層で、インフラの健全性は見ない) |
取り違えやすいもの
| 迷う相手 | 切り分けの一言 |
|---|---|
| Global Accelerator | Route 53はDNSレベル(名前解決の段階)で振り分ける。Global Acceleratorはanycast IPでネットワーク経路レベルから振り分ける。切り替え速度と経路の最適化度が違う |
| Step Functionsのサーキットブレーカー | Route 53はエンドポイント(インフラ)の健全性を見る。サーキットブレーカーはFM呼び出し自体の失敗率を見てフォールバックする。層が違う |
想起チェック
Q1. マルチリージョンのGenAIアプリで、片方のリージョンのAPIが応答しなくなったときにユーザーを自動で他方へ誘導する仕組みは?
Route 53のヘルスチェック+フェイルオーバールーティングポリシーです。ヘルスチェックが不健全と判定した瞬間にDNS応答が切り替わります。