ひとことで言うと
顧客の施設に設置するAWS管理下のラック/サーバーで、EC2・EBS・ECS・RDSなどをオンプレミスで動かしながらAWSリージョンと同じAPIで扱える仕組みです。
要するに、リージョンの出張所です。物理ハードウェアは顧客の建物内にあり続けますが、運用・監視・パッチはAWSが行い、VPC内では同じプライベートIPで通常のリージョンのリソースと通信できます。
何に使うか
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| 低遅延なオンプレミス処理 | 工場・病院などの現場処理 |
| データレジデンシー要件への対応 | 法規制で特定の国・施設からデータを出せない場合 |
試験でどう問われるか
D2.3「エンタープライズ統合」の中で、Wavelengthと並んで**「越境データ対応(cross-border data requirements)」**の文脈に名指しで登場します。
| 問われ方 | 正解に寄る条件 | 引っかけ |
|---|---|---|
| 「特定国からデータを一切出せない」規制がある | オンプレミス設置のOutposts | リージョンを国内リージョンに変えるだけの案(それでもAWS側にはデータが渡る前提が違う場合がある) |
| 「オンプレミスの工場設備との低遅延連携」 | Outposts | Wavelength(こちらはキャリア5G網のエッジ向け) |
取り違えやすいもの
| 迷う相手 | 切り分けの一言 |
|---|---|
| AWS Wavelength | Outposts=顧客施設に設置。Wavelength=通信キャリアの5G網内に設置し、モバイル端末向けの超低遅延を狙う |
| AWS Local Zones | Local ZonesはAWSが用意した都市部の拠点で顧客側の設置作業は不要。Outpostsは物理ラックを顧客施設に納品する点が違う |
想起チェック
Q1. データを特定の国から一切出せないという要件で、まず検討する選択肢は?
AWS Outposts です。顧客の施設内にAWS管理のハードウェアを設置し、データをその施設内で処理・保持できます。