ひとことで言うと
通信事業者(CSP)の5Gネットワークの内側にAWSのコンピュート・ストレージを配置し、モバイル端末からの通信をインターネットに出さずに低遅延で処理する仕組みです。
要するに、Outpostsのモバイル版です。Outpostsが顧客の建物に置くのに対し、Wavelengthはキャリアの通信網の中に置きます。VPCをWavelength Zoneまで延伸し、そこにEC2インスタンスを立てる点は共通です。
何に使うか
| 用途 | 具体例 |
|---|---|
| モバイル向け生成AIアプリの低遅延化 | 端末からの往復遅延を最小化したい場合 |
| 通信網内で完結させたい処理 | 動画解析・AR/VRなど、外に出ないこと自体が要件になる用途 |
試験でどう問われるか
D2.3で**「Outposts・Wavelengthによる越境データ対応」**として一括りに名指しされているだけで、単独で深掘りされる想定は薄いサービスです。
| 問われ方 | 正解に寄る条件 | 引っかけ |
|---|---|---|
| 「モバイル端末からの生成AI推論を通信網の外に出さず超低遅延で行いたい」 | Wavelength | Outposts(こちらは顧客施設向けで、キャリア網内ではない) |
取り違えやすいもの
| 迷う相手 | 切り分けの一言 |
|---|---|
| AWS Outposts | 設置場所が顧客の施設かキャリアの通信網内かで分かれる。用途(オンプレミス処理 vs モバイル低遅延)で判断する |
| Bedrock Cross-Region Inference | あちらはリージョン間でのスループット確保が目的。Wavelengthは物理的な設置場所そのものを動かす話で、次元が違う |
想起チェック
Q1. OutpostsとWavelengthを分ける一番の違いは?
インフラの設置場所です。Outpostsは顧客の施設内、Wavelengthは通信キャリアの5G網のエッジ内に設置します。用途もオンプレミス処理向けかモバイル端末向けかで分かれます。