ひとことで言うと
複数のEC2インスタンスやコンテナ、IPアドレスにトラフィックを自動で振り分け、ヘルスチェックで健全なターゲットにだけルーティングする仕組みです。
要するに、受付係です。リクエストが来るたびに「今空いていて元気な担当者」に振り分け、倒れた担当者(不健全なターゲット)には二度と回しません。
何に使うか
| 用途 | 該当するロードバランサー |
|---|---|
| EC2上で自己ホストするモデルサーバーへのHTTP(S)振り分け | Application Load Balancer(ALB) |
| 低遅延・高スループットが要るTCP/UDPトラフィック | Network Load Balancer(NLB) |
| サードパーティのアプライアンス経由のトラフィック検査 | Gateway Load Balancer(GWLB) |
試験でどう問われるか
単独の主役にはなりません。 EC2/ECS上に組んだ自前の推論基盤の可用性・オートスケールを支える裏方として、Auto Scalingとセットで名前が出る程度です。
| 問われ方 | 正解に寄る条件 | 引っかけ |
|---|---|---|
| 「自己ホストの推論サーバーを複数台にスケールし、落ちたインスタンスには回さない」 | ALB/NLB + Auto Scaling | Bedrockのマネージド推論に切り替える案(要件次第では正解になりうるが、ELBの役割そのものを問う設問ではこちらは誤り) |
取り違えやすいもの
| 迷う相手 | 切り分けの一言 |
|---|---|
| API Gateway | ELBはEC2/コンテナ/IPへのL4/L7振り分け。API Gatewayはサーバーレス(Lambda等)向けのAPI管理層で、スロットリング・認証・ストリーミング応答などAPI寄りの機能を持つ |
| AWS Global Accelerator | ELBは1リージョン内の複数ターゲットへの分散。Global Acceleratorは複数リージョンの複数ロードバランサーへ跨って分散する上位レイヤー |
想起チェック
Q1. 自己ホストの推論サーバーをEC2上に複数台立てるとき、ELBは何をしてくれますか?
複数のインスタンスにトラフィックを自動で振り分け、ヘルスチェックで不健全なインスタンスへのルーティングを止めます。Auto Scalingと組み合わせて可用性とスケーラビリティを両立させます。