概念

Structured Data構造化データ

ページの内容を検索エンジンが解釈しやすい形式で伝えるデータです。リッチリザルトの対象になる可能性を作れますが、表示を保証するものではないため、実装後はテストと実際の検索レポートで確認します。

Structured Dataとは

30秒で理解

構造化データは、ページの内容を検索エンジンが解釈しやすい形で記述するデータです。たとえば記事なら、タイトル・著者・公開日などを、決められた項目名でページに添えます。

構造化データを置くと、検索結果でリッチリザルトなどの拡張表示の対象になる可能性があります。ただし、正しく書いたから必ず拡張表示されるわけではありません。まず「ページの内容を機械にも伝える補助情報」と捉えると、役割を取り違えません。

構造化データは、展示品の横に置く整理番号付きの説明カードです。来場者には展示そのものが見えますが、係員はカードの項目から種類や作者を読み取れます。カードを書いたから展示場所が変わるわけではなく、内容が展示と違えば信頼されません。

どういう仕組みか

ページ本文は人が読む文章、構造化データはその文章の意味を項目化した情報です。Google 検索では主に schema.org の語彙が使われますが、検索でどう扱われるかは検索セントラルの各機能ガイドを基準に確認します。

形式は JSON-LD、microdata、RDFa の3つに対応しています。Google は一般に、実装と管理がしやすい JSON-LD を推奨しています。JSON-LD はページの HTML に application/ld+json の script として埋め込みます。

構成役割実務での判断
ページ本文読者に内容を伝える見出し・本文・画像などを通常どおり作る
構造化データ本文の意味を項目で補足する本文に実際に書かれている情報だけを記述する
検索機能のガイド対応する型と必須項目を定義するArticle、Product など目的に合うガイドを開く

構造化データには、ページにないレビューや価格を足しません。Google の一般ガイドラインでも、読者に表示されない内容や、ページの主な内容と関係のない内容をマークアップしないよう求めています。

どこで見えるか

構造化データそのものは、通常の読者がページ本文として読むものではありません。実装の有無やエラーは、テストツールと Search Console のレポートで確認します。検索結果では、対象の型に対応する拡張表示が選ばれた場合に、通常の結果へ追加情報が表示されます。

確認場所分かること使うタイミング
ページの HTMLJSON-LD などが実際に配信されているか実装直後
リッチリザルト テスト対象の検索機能として読めるか、必須項目が欠けていないか公開前・修正後
Search Console の拡張レポートGoogle が検出した項目の有効・エラー・警告公開後の継続確認
Google 検索の実際の表示拡張表示が選ばれたか反映後の結果確認

ここで「テストに合格した」と「検索結果に表示された」を分けます。Google は、正しくマークアップされた場合でも検索結果への表示を保証していません。検索結果の表示は、検索状況やページの内容など複数の要因で決まります。

よくある誤解

構造化データは検索順位を直接上げる設定ではありません。 構造化データの不備によってリッチリザルトの対象外になることはありますが、正しく実装しただけで順位や拡張表示が約束されるわけではありません。

誤解実際の扱い
JSON-LD を置けば必ず星や画像が出る対応する機能の条件を満たしても、表示は保証されない
schema.org の項目なら何を書いてもよいGoogle 検索で使う機能のガイドにある型・プロパティを確認する
本文にない情報も検索向けに追加できる読者に見えない内容や無関係な内容のマークアップは避ける
構文エラーがなければ作業完了実装後に Google が検出したか、Search Console でも確認する

特に、テスト画面の警告を全部埋めることだけを目的にすると、実際には持っていない情報を推測で追加しがちです。記述できる事実がない項目は、空欄を埋めるために作りません。

これを踏まえて何をするか

新しいページに構造化データを追加するなら、次の順で画面を開きます。

順番開く場所操作判定
1対象ページの本文と HTMLマークアップに書いたタイトル・著者・日付などが本文にもあるか照合する一致しない項目は削除または本文側を修正
2Google 検索の機能ガイドページの目的に合う型を選び、必須プロパティを確認する必須項目が揃わない型は使わない
3リッチリザルト テスト対象 URL を入力してテストするエラーを修正し、もう一度テスト
4Search Console左メニューの「拡張」から該当レポートを開く有効・エラー・警告の件数と対象 URL を確認
5URL 検査修正した公開 URL を入力して、Google が最新 HTML を読めているか確認する古い結果なら再クロールを依頼する

最初の1ページで判断するなら、本文に書かれている事実だけで JSON-LD を作り、リッチリザルト テストを開いて対象 URL を入力するところまで進めます。テストを通過した後も、Search Console の該当レポートで Google が検出した状態を確認します。

一次情報

サービスの仕様に依存する内容です。半年ごとに見直しています。