30秒で理解
Search Consoleは、Google検索におけるサイトの見え方を確認するためのサービスです。検索結果に表示された回数、クリックされた回数、検索された語句、平均掲載順位を見たり、Googleがページをクロール・インデックス登録できているかを調べたりできます。
サイトを登録しただけで検索順位を上げる道具ではありません。検索で何が起きたかを確認し、問題のあるURLや検索結果の変化を切り分ける画面です。
Search Consoleは、検索結果側に置いた受付簿です。店内の来客を測るGA4が店内カメラなら、Search Consoleは「どの案内板を見て、何人が入口まで来たか」を記録します。入口を通った後の行動は、同じ数字としては扱いません。
どういう仕組みか
最初にサイトを「プロパティ」として追加し、所有権を確認します。確認できたプロパティに対して、Google検索のパフォーマンス、ページのインデックス登録、URL検査、サイトマップなどのレポートが表示されます。
| 構成要素 | 分かること | 使う場面 |
|---|---|---|
| プロパティ | どのサイトやURL範囲を対象にしているか | 別サイトのデータを見ていないか確認する |
| 検索パフォーマンス | クリック、表示回数、CTR、掲載順位、検索クエリ | 検索流入の増減やページ別の差を調べる |
| URL検査 | Googleが認識したURL、インデックス登録、ライブページの状態 | 1ページだけ表示されない理由を調べる |
| ページのインデックス登録 | 登録済み・未登録のページと理由 | サイト全体の登録エラーを探す |
| サイトマップ | 送信したサイトマップと処理状況 | 新しいURLが見つからないときに確認する |
所有権を確認しないと、そのプロパティのデータを見たり、検索に影響する操作を行ったりできません。まず対象サイトのプロパティを選び、見ているURLの範囲を確定させます。
どこで見えるか
Search Consoleを開くと、プロパティの概要ページから重要な通知と主要レポートへ進めます。検索流入を見たいときは「検索パフォーマンス」、特定ページを調べたいときは上部のURL検査、登録状態をまとめて見るときは「ページのインデックス登録」を開きます。
| 知りたいこと | 開く場所 | 最初に見るもの |
|---|---|---|
| 検索流入が落ちた | 検索パフォーマンス → 検索結果 | クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の期間比較 |
| どの語句で表示されたか | 検索パフォーマンス → クエリ | クエリ別の表示回数とクリック数 |
| 1ページが登録されているか | 上部のURL検査 | インデックス登録の状態とGoogleが選択した正規URL |
| 多数のページが登録されない | ページのインデックス登録 | 未登録の理由と該当URL |
| サイトマップの処理を確認したい | サイトマップ | 送信したURLとエラー |
検索パフォーマンスの「クリック」は検索結果からサイトへ移動した数、「表示回数」は検索結果でサイトへのリンクなどが表示された数です。CTRはクリック数を表示回数で割った割合なので、検索結果上の反応を表し、サイト内の滞在や購入までは表しません。
よくある誤解
Search Consoleの数字をGA4のセッション数と同じものとして扱うと、比較を誤ります。Search Consoleは検索結果側のデータ、GA4はサイトやアプリで計測された行動データです。対象URL、集計条件、データ処理が異なるため、同じ期間でも一致しないことがあります。
「表示されない」だけで、すぐにサイトの障害とは決めません。新しいサイトやプロパティではデータ生成まで時間がかかる場合があります。また、検索パフォーマンスには少数の検索語句が表示されないことがあり、レポートの表がすべてのURLやクエリを網羅するとは限りません。
| 誤解 | 実際に確認すること |
|---|---|
| Search Consoleに登録すれば検索結果に載る | Google検索に載ることと、Search Consoleで確認できることを分ける |
| URL検査で「登録済み」なら上位表示される | 登録状態と検索順位は別に確認する |
| Search Consoleのクリック数がサイトの訪問数そのもの | GA4などのサイト側データと集計条件を照合する |
| サイトマップを送れば全URLが登録される | サイトマップの処理状況とページのインデックス登録レポートを見る |
これを踏まえて何をするか
検索流入の異変を見つけたら、全体の数字だけで修正を始めません。次の順に画面を開き、どの段階で差が出ているかを特定します。
| 順番 | 開く画面 | 操作 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1 | プロパティ選択 | 対象サイトとURL範囲を選ぶ | 調べたいサイトのデータである |
| 2 | 概要ページ | 手動による対策、セキュリティの問題、重要な通知を見る | 緊急の警告がない |
| 3 | 検索パフォーマンス → 検索結果 | 比較期間を指定し、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位を表示する | どの指標が落ちたか分かる |
| 4 | 検索パフォーマンス → ページ | 影響を受けたURLをクリックし、クエリタブを開く | ページ単位・クエリ単位の変化が分かる |
| 5 | 上部のURL検査 | 影響URLを入力し、インデックス登録の状態を確認する | 未登録や正規URLの問題か切り分けられる |
| 6 | ページのインデックス登録 | 未登録の理由と該当URLを開く | サイト全体の問題か、1ページの問題か分かる |
新しいページが検索に出ない場合は、Search Consoleの上部にそのページのURLを入力してください。インデックス登録の状態を確認した後、ページを直したときだけ同じ画面の再登録リクエストへ進みます。検索パフォーマンスの数字を先に直したいときは、同じ画面で期間とページを指定して、クリック数・表示回数・CTR・掲載順位の順に確認します。