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CVRが低いとき

クリックやセッションはあるのにコンバージョンが少ないときの切り分け手順です。流入、ランディングページ、フォーム、計測の順に確認し、次に直す場所を決めます。

症状

広告のクリック数やサイトのセッション数はあるのに、購入、問い合わせ、申し込みなどの成果が増えない状態です。CVRは、何を分母にするかで意味が変わります。Google 広告では、同じ期間のコンバージョン数を、コンバージョンまで追跡できる広告インタラクション数で割ります。GA4では、セッションのキーイベント率など、セッションを分母にした指標を確認できます。

CVRが低いときは、店の入口からレジまでのどこで客が止まったかを探す場面です。通行人が少ない問題と、店内に入った人が商品を買わない問題を同じ「売上不足」として扱うと、看板だけを直し続けることになります。

上から順に確認する表

最初からページを改修せず、同じ期間・同じ成果・同じ分母で数字を並べます。広告と自然検索を混ぜると、流入の意図や計測条件の違いが隠れるため、チャネルを分けて見ます。

順番画面で見るもの判定次に開く場所
1流入元別のセッションまたはクリックとCVR特定の流入元だけ低いかGA4「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」、または広告管理画面のキャンペーン
2ランディングページ別のセッションとキーイベント特定ページだけ低いかGA4のランディングページ別レポートで対象ページを選ぶ
3デバイス・地域・新規/リピーター別のCVR条件を絞ると低下が残るかレポートの比較・フィルタで「デバイスカテゴリ」などを追加する
4CTAクリック、フォーム開始、送信完了のイベント途中で急に人数が減る箇所はどこかGA4「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」
5キーイベントの設定と発火成果が記録されていないだけではないかGA4「管理」→「データの表示」→「キーイベント」および「イベント」

各分岐でやること

流入元だけCVRが低い

広告、検索、SNS、メールなどを同じCVRで評価せず、流入元ごとにランディングページと成果を対応させます。広告ならキャンペーン、広告グループ、検索語の順に絞り、広告文が約束している内容とページの冒頭が一致しているかを確認します。

見え方判定その場で開く場所
クリックは多いがLP到達後の行動が少ない広告文・検索語とページの期待がずれている可能性広告の検索語レポートとLPのファーストビュー
LPの閲覧はあるがCTAクリックが少ないCTAの位置、文言、対象者の説明を確認GA4「イベント」でCTAイベントを選ぶ
特定の検索語だけ低いその語の意図とLPの答えがずれている検索語レポートで語を選び、LPを開く

特定のランディングページだけ低い

対象ページを一つ選び、ページ表示からCTAクリック、フォーム開始、送信完了までを同じ期間で比較します。ページ全体の平均値ではなく、どのイベントの直前で減っているかを見ます。

ページの訪問数が少ない状態で細かな差を結論にしません。まずGA4で対象ページを選び、比較期間を前の同じ長さに設定して、セッションとキーイベントの差分を記録します。

離脱がファーストビュー直後なら、広告や検索語が示す答えが冒頭で分かるかを確認します。CTA直前なら、料金、対象者、必要な入力、完了後の扱いが読めるかをページ上で確認します。フォーム開始後に落ちるなら、入力項目とエラー表示を実際の端末で一度送信して確かめます。

デバイスや条件を絞ると低い

全体CVRを直す前に、モバイル、特定ブラウザ、地域、新規ユーザーなど、低下する条件を一つだけ残します。条件を複数同時に変えると、修正対象が決まりません。

絞り込み結果次の確認
モバイルだけ低い対象端末でLPを開き、CTAとフォームが画面内に収まるか、キーボード表示で送信ボタンが隠れないかを見る
新規ユーザーだけ低い流入元から到達した最初の画面で、商品・対象者・次の操作が分かるかを見る
特定地域だけ低い配送、営業時間、料金、対象地域など、地域条件の表示を確認する
すべての条件で突然ゼロLP、フォーム、キーイベントの発火をテストし、変更履歴と同じ時刻に並べる

フォームやキーイベントの途中で落ちる

GA4のイベントレポートで、CTAクリック、フォーム開始、入力エラー、送信完了に対応するイベントを確認します。イベント名が実装上存在していても、キーイベントとして登録されていなければ、成果指標には入りません。

送信完了画面を開いただけで成果を増やすテストはしません。テスト用の成果が本番の集計に入る設定なら、テスト用プロパティまたは除外条件を確認してから発火を調べます。

まずブラウザのシークレットウィンドウで、実際の流入ページからCTAを押し、フォーム送信まで進みます。GA4の「リアルタイム」またはイベントのデバッグ表示で、開始・入力エラー・完了の順に記録されるかを照合します。

判定がつかないときの逃げ道

データが少ない、イベント名が不明、複数の変更が重なっている場合は、ページを書き換える前に一つの流入元と一つのLPに範囲を固定します。

記録する列入力する内容
期間低下前と低下後。長さと曜日構成をそろえる
流入元チャネル、キャンペーン、検索語のいずれか一つ
ページランディングページのURLを一つ
段階セッション、CTAクリック、フォーム開始、送信完了
条件デバイス、地域、新規/リピーターを一つずつ確認
変更履歴LP、広告、フォーム、計測設定を変更した日

この表で「セッションはあるがCTAイベントがない」ならページまたはイベント実装を先に確認します。「フォーム開始はあるが送信完了がない」ならフォームの入力エラーと完了処理を確認します。どちらも再現しないなら、変更を増やさず、同じ条件の期間比較を保存してから次の判定に進みます。

最初にやる1つ

今日開く画面は、GA4の「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」です。期間を低下前と低下後の同じ長さに設定し、キーイベント率の列を表示して、セッションがあるのに率が低い流入元を1つ選びます。次に「ランディングページ」レポートでその流入元のページを1つに絞り、イベントレポートでCTAクリックから送信完了までの最初の欠落箇所を開いてください。

操作押す場所
1「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開く
2日付を比較にし、キーイベント率とセッションを表示する
3低い流入元の行を選び、ランディングページ別に絞る
4「レポート」→「エンゲージメント」→「イベント」を開く
5CTAクリック、フォーム開始、送信完了の順で最初に減るイベントをメモする

一次情報

普遍的な内容なので、定期の見直し対象にしていません。